C# と VB.NET の質問掲示板

あくまで私的感想ですが、速度が問題になるとき考えるべき順序は以下の通り。
 1) 選択したアルゴリズムの見直し
 2) 冗長な処理の見直し
 3) 無駄なオブジェクトコピーの見直し
 4) 使い回しのできるオブジェクトの使い捨てをしない
 5) 使用言語やコンパイルオプション等の環境の見直し

1)はそれが問題になるときは甚大な影響を及ぼします。
よくある例として、コレクションからのデータの検索処理を考えます。
検索条件が毎回決まっているなら、検索条件自体をキーとしたDictionaryを作
成します。
Dictionaryによるハッシュ検索とListの全件回し検索ではループ回数が増える
と恐ろしい速度差になります。
(うさぎとかめどころでは無く、飛行機とミジンコ、いやそれ以上かも)

2)はいろんなパターンがありますが、
１つの例として、ループの外でできる処理をループ中で行っていたりするのを
挙げます。
  foreach(var Item in ItemList)
  {
     string Path = Folder + FileName + "." + Extension;
     [Path文字列を使ってなんか処理]
  }
この例において、パス文字列(Path)はループ中で変わらないものとします。
文字列の+演算は結構重い処理です。ループ回数が増えてくると無視できない
ほど重くなってきます。
  string Path = Folder + FileName + "." + Extension;
  foreach(var Item in ItemList)
  {
     [Path文字列を使ってなんか処理]
  }
としてループの外出しにするだけで軽くなります。
この例は、また、3)の例でもあります。文字列の+演算はオブジェクトのコピ
ーを伴いますので、外出しにするだけでオブジェクトのコピーが減ります。

4)については、オブジェクトをnewして、それがガベージコレクタに回収され
て削除されるまでの一連の処理は結構重い処理です。
ループ中でnewしまくって、次のループで、それらは不要になるような場合、
ループの外でnewして、ループ中ではそのオブジェクトを使い回すだけで済ま
ないかを考えます。

そして、C++とC#の速度差を考えるのは、その次、5)番目くらいだと私は考え
ます。
実装よりも遅いという悲しい結果もあり得ます）