Re[1]: エラーの治し方について

■No97596 (白音さん) に返信
> エラーの治し方について
治す　→　直す、かな。

> それと、生成するメソッドの選択で
> ・DataTable にデータを格納する
> ・DataTable を返す
> この2つの違いについても教えていただけませんか？
型付 DataSet のことでしょうか。

両者は一方のみを用意することもできますし、両方を組み込んでも構いません。
使う際に便利な組み合わせとして、お好みで選んでください。

前者は、Fill メソッドに属するもので、
　var ds = new 対象DataSet()
　adapter.FillHoge( ds.対象DataTable, パラメーター);
あるいは
　var tbl = new 対象DataTable();
　adapter.FillHoge( tbl, パラメーター);
の構文で生成されます。
リレーションを持たせた場合など、複数のテーブルを含んだ DataSet を
return したいような場面で使います。

一方後者は、Get メソッドに属するもので
　対象Table tbl = adapter.GetHoge(パラメーター);
の構文となり、常に新しいテーブルを返します。
この場合、特に何もしなければ、tbl.DataSet は null になります。

どちらを使っても良いですし、単独で返したい場合は Get だけでも構いませんが、
自分の場合は、両方または Fill のみとすることが多いです。

そもそも、TableAdapter の元となる DataAdapter には、そもそも Fill しか
存在していないため、Fill さえあれば、Get の代用にすることができます。

> [制約を有効にできませんでした。行に入力できるのは、
> NULL 以外の値、一意な値、あるいは外部キーですが、
> この制約の違反が１つ以上の行で発生しています。]
> というエラーが発生します。

これが発生するという事は、データべースへの SQL 実行は正しく行われたものの、
受け取ったデータを DataTable に格納してみたら、DataTable の制約に合致しなかったという事を示します。

取得されるデータが複数行あって、どの行が制約違反になっているか分からない場合には、
DataSet のエラー検出機構を通じて、問題の発生した行・列を特定できます。

　DataTable tbl = ds.Tables[テーブル名];
　ds.EnforceConstraints = false;　// 制約チェックを無効にする
　adapter.Fill( tbl );　// データを取得
　try {
　　ds.EnforceConstraints = true;　// 制約チェックを再開して例外を捉える
　} catch (System.Data.ConstraintException e) {
　　System.Diagnostics.Trace.WriteLine(e.ToString());
　　// 制約エラーになった行を列挙
　　foreach (var row in tbl.GetErrors()) {
　　　System.Diagnostics.Trace.WriteLine(row.RowError);
　　// 制約エラーになった列を列挙
　　　foreach (var col in row.GetColumnsInError()) {
　　　　System.Diagnostics.Trace.WriteLine(row.GetColumnError(col));
　　　}
　　}
　}

制約エラーが発生する要因としては、

・主キー競合。
　DataTable の主キー設定が間違っていたとか、あるいは、
　TableAdapter の ClearBeforeFill プロパティを true にせずに、
　既存の(既存行を含む)テーブルに受け取ってしまったとか。

・列指定漏れ。
　SQL で SELECT していないフィールドが DataTable の列として存在しており、
　かつ、DataColumn の AllowDBNull が False になっていた場合など。

・列の型の誤りやサイズ超過
　DataTable の列に対して MaxLength が設定されていて、
　SQL から返されれる列値が、そのサイズを上回る長さになっていた場合など。

などがあります。

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Re[1]: エラーの治し方について

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