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IDE vs エディタって構図に違和感を感じます。 IDEも一種のエディタでしかないからです。
エディタで開発する場合は、ファイルの構成やファイル内の 記述ルールを全部自前のルールで運用できるのに対して、 IDEを利用して開発する場合、IDE利用の前提条件として、 IDEが規定するファイルの構成やファイル内の記述ルールに 厳密に従う必要があるということです。
仕事の場合、選択肢としては、 (1) チームのメンバー全員がIDEを使う (2) メンバーごとにIDE利用者とエディタ利用者が混在する あるいは一人の中でもIDE/エディタの両方を併用する (3) チームのメンバー全員がエディタを使う というのが挙げられます。
どれが良いか?という判断をするために考えないといけないことは、 最終的なチームとしての生産性が高いかに尽きます。 それを考える上で次点として個人単位でどちらの方が生産性が高いかという話になります。
個々人にとって生産性を高い方を選べばよいわけですが、 (2)のパターンを適用する場合には注意が必要で、エディタ利用者の場合も、 IDEを利用した場合と同じファイル構成/ファイル記述ルールに従う必要があります。 一つのプロジェクト内でルールを合わせることが必須になります。
で、それを踏まえてIDEとエディタのどちらが生産性が高いか?という話に なるわけですが、前提条件次第ですよね。
例えば、仕事で.NET FrameworkでWindowsアプリを開発する場合、 フォームやコントロールを開発するのにデザイナを使わないという選択肢は 個人的にはありえません。この場合には(2)のパターンも許可したくないです。 (IDEとの連携でいらん問題に嵌るだけだから)
というわけで、私は(1)か(3)の方法を取ります。 .NET Frameworkの開発ならVisual Studio、JavaならEclipse、 Linux上での開発ならEmacsを選択したいところです。
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