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■69323

　Re[1]: プリンタをVB.NETからカラー設定する

□投稿者/ Jitta -(2013/12/16(Mon) 22:07:27)

■No69301 (じぇじぇじぇさん) に返信
　プリンターメーカーに確認しましょう。

　プリンターの印刷設定は、DEVMODEW という構造体で制御されます。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/hardware/ff552837.aspx

この内容は、Windows Vista 以降ならば、ユーザー毎に保存されています。
HKEY_CURRENT_USER\Printers\DevmodePerUser の、プリンター名

dmColor メンバーが、プリンターがカラー印刷に対応しているかどうかを示すフラグです。
このドライバーは、このフラグを TRUE にして通知しますが、
アプリケーションがこのフラグを FALSE に設定すると、
白黒印刷となります（実現方法は、ドライバーに任されます）。

　ところが、MSDN で説明されている構造体は半分だけなのです！！
この構造体の後ろには、メーカーが自由に定義できるデータがあります。
標準のプロパティで変更できるのは、MSDN で説明されている部分のみです。
メーカー定義の部分は、メーカーが提供する方法、通常は UI によってのみ、変更可能です。

　私が使っている FUJI-XEROX のプリンターでは、
カラーについての設定が、「プリンターのプロパティ」で表示されるところと、
「印刷設定」で表示されるところにあります。
このうち、「プリンターのプロパティ」で表示される方の設定は、
「印刷設定」で表示される設定よりも強制力を持っています。
そのため、「印刷設定」でカラー印刷を指示しても、
「プリンターのプロパティ」が白黒印刷を指示していると、白黒で印刷されます。

　もし、レジストリの操作ができるなら、次のような確認方法もあります。

１　プリンターの印刷設定で、「カラー印刷」にします。
２　上記のレジストリキーをエクスポートします。
３　プリンターの印刷設定で、「白黒印刷」にします。
４　上記のレジストリキーを、先とは別の名前でエクスポートします。

両方のファイルを比較して、先頭から何バイト目が違っているか、確認します。
0xDC、220バイト以内が違っているなら、標準のプロパティで変えられるはずです。
220バイト目よりも後ろが変わっているなら、標準のプロパティでは変えられません。
もちろん、カラー印刷に関わる設定が複数あれば、全てを確認してください。

　もし、プラットフォーム呼び出しができるなら、次のような解決方法があります。

１　プリンターの設定を、特別に印刷したい状態にします。
２　プラットフォーム呼び出しで DocumentProprities を呼び出し、DEVMODEW 構造体を取得します。
３　その DEVMODEW 構造体を保存しておきます。
４　プリンターの設定を、通常使いたい設定にします。
５　アプリケーションからの印刷時に、３で保存した DEVMODEW を読み込みます。
６　DocumentProperties 関数で、特別に印刷したい状態に設定します。

　そして、多くの場合、ユーザー企業では「カラー印刷」に設定したプリンターと、
「白黒印刷」に設定したプリンターの2つを作っていると思います。
いちいち印刷設定を開くより、プリンターを選ぶ方が楽ですから。

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